学生団体イベントやります

学生団体イベント始めました。
島根県松江市、この田舎で学生が「ファッションショー」やります。

きっかけは、夜の研究室で突然同期のM1が「ファッションショーやりたい」と言ってきた事から始まります。

聞いてみると「なぜやるか(why)?」の理由が共感できたので
「何となく形にはなりそう」と思い、二つ返事で「手伝う」といってしまいました。

個人的にも「学生団体」というものにずっと興味がありました。
いろんな本を読んだ結果として、「将来はベンチャー会社で働くか、自分でベンチャーを作りたい」と
考えていたので、学生団体は「学生版ベンチャー会社」だと思い、いつか自分も何かしてみたいな、と思っていました。

身分やしがらみ、金銭的メリットをド返しして、
自分たちでお金を集めて、自分たちの「やりたい」と思ったものを形にする。
そういう形の組織にずっと興味がありました。

しかし、既存のいろいろな学生団体の活動を見てみると「?」と感じるものが少なくありませんでした。

たしかに、自分たちのやりたい事をやって、イベントに関わっている学生は楽しそうで、いかにも「学生団体」という感じでしたが、

彼らの活動によって地域や意識が良い方向に向かったか?というと「どうだろう?」という印象でした。

別の日に、学生団体の成果が発表される場があり、一般の人を含めた意見が聞ける機会がありましたが、感想は
「若い人が一所懸命なのは良い」
「自分も何かやらなくてはと思った」
「やる気を感じられた」など

割と根性論寄り、気分寄りな意見が多く聞こえ、
「活動のおかげで〜が良くなった」というポジティブな「結果」があまり無かったような気がした。
もしくは「どうすれば松江が良くなるか」という「話し合い」をするばかり。

そんなことを含め、また個人的な考えも加味し、
自分が学生団体イベントをするなら一番に「成果を上げる事」を大前提にしたい、と思いました。
どうせやるなら、自分たちの毒にも薬にもならないエゴを実現させるのではなく、誰かが確実に明確な利益を享受できる活動にしたい。

学生が主催するからといって、お茶を濁した、社会人の仕事をダウングレードしたような規模のものではなく「学生」であるというメリットを生かして、社会人を越える仕事を目指す。

失敗したときに、学生だから多めに見てもらえるという考えではやらない。

終わった後に「今回の失敗から学び〜」みたいなお決まりの口上は言わないようにしっかり準備する。

関わった学生だけが楽しい、学生時代の思い出作りのようなチームは作らない。お手軽に充足感を得られるための学生団体にはしない。

徹底的に「なぜやるか(Why)」「どうやるか(How)」「何をやるか(What)」を考え抜いた"意味(利益)のある"イベントを開きたい。

もしかしたら相方は、「メリットが得られる活動」ではなく「個人的理想を具現化する活動」をしたいかもしれないが、自分みたいな人間がチームに一人はいてもいんじゃないかな。

この活動が、自分からの4年間住んだ松江市への"実のある"恩返しになればいいな、という思いを込めて。